アーバン・カウボーイとすれ違った男 学校拒否症
はじめて小学校へいこうとしているぼくに、母親がついてくるという。これに、ぼくは、ひどく腹を立てた。こなくていい、くるな、とぼくは言った。しかし、母親は、ついていくという。子供心にも正装とうつる和服を着こんだ母親には、なにかいそいそとしたような、妙な雰囲気があった……。
『GORO』一九八一年六月十一日号
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はじめて小学校へいこうとしているぼくに、母親がついてくるという。これに、ぼくは、ひどく腹を立てた。こなくていい、くるな、とぼくは言った。しかし、母親は、ついていくという。子供心にも正装とうつる和服を着こんだ母親には、なにかいそいそとしたような、妙な雰囲気があった……。
『GORO』一九八一年六月十一日号
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