VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

MENU

評論・エッセイ

アーバン・カウボーイとすれ違った男 学校拒否症

はじめて小学校へいこうとしているぼくに、母親がついてくるという。これに、ぼくは、ひどく腹を立てた。こなくていい、くるな、とぼくは言った。しかし、母親は、ついていくという。子供心にも正装とうつる和服を着こんだ母親には、なにかいそいそとしたような、妙な雰囲気があった……。

『GORO』一九八一年六月十一日号

このエントリーをはてなブックマークに追加