
小さな旅、愉快な思い出
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朝の八時からいっしょに続けてきた仕事を、午後の二時に終わり、ぼくはその仕事相手の女性とふたりで、建物の外に出てきたのです。きれいに晴れた。五月の午後でした。ゆっくりコーヒーを飲もう、ということになり、どこの店がいいか考えていて、ぼくは、
(底本:『きみを愛するトースト』角川文庫 一九八九年)
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2017年5月4日 00:00

朝の八時からいっしょに続けてきた仕事を、午後の二時に終わり、ぼくはその仕事相手の女性とふたりで、建物の外に出てきたのです。きれいに晴れた。五月の午後でした。ゆっくりコーヒーを飲もう、ということになり、どこの店がいいか考えていて、ぼくは、
(底本:『きみを愛するトースト』角川文庫 一九八九年)