「クラクショN ミーティング」が犬山市で開催
11月8日(土)、愛知県犬山市にある「CAFÉ プラスアルファ」でモータージャーナリストの河西啓介さんによる「クラクショN ミーティング」が開催されました。

このトーク&ライブイベントは、現在河西さんがクラウドファンディングで資金を募り制作中の『クラクション Vol.2 片岡義男と僕らの夏。』の関連イベントとして開催されたもので、第一部のトークゲストは自動車ライター/エディターの嶋田智之さん。嶋田さんは『片岡義男を旅する一冊。』(2021年)の編集にも携わられています。

トークゲストの嶋田智之さん
トークではお二人が最初に出会った片岡作品(河西さんは『彼のオートバイ、彼女の島』、嶋田さんは『心をこめてカボチャ畑にすわる』)に始まり、目を惹きつけるキャッチコピー的なタイトル、読むごとに次々と頭の中で映像化される精緻な情景描写、そして一般的な嬉しい、悲しいといった感情表現を排し、徹頭徹尾描写のみで感情を伝えるドライな文章(ハードボイルド文体)といった片岡作品の魅力などについて熱のこもったトークを展開。そして、現在では入手が難しい作品も含め、片岡義男.comで多くの作品がいつでも読めることにも触れていただきました(ありがとうございます!)。
『クラクション Vol.2 片岡義男と僕らの夏。』では、『片岡義男を旅する一冊。』に続いてさらに片岡作品の魅力を伝えるべく、長時間にわたる座談会や意外な方からのコメントなども掲載。河西さんのこだわりがギュッと詰まった一冊になっているとのことです。

『クラクション Vol.2 片岡義男と僕らの夏。』は、現在ネットでの予約販売が始まっています(Fujisan.jpでのみ販売、数量限定で予定数に達し次第終了)。入手希望の方は早めにこちらでご予約ください。クラウドファンディングに参加いただいた方には年内、購入予約された方には来年1月中旬の発送を予定しているとのことです。

第二部では河西さんによるアコースティックライブを開催。実は前日に名古屋のど真ん中、久屋大通り公園の「希望の広場」で人生初の路上ライブを行なってきたとのこと(写真はこちら)。最初に角川映画『スローなブギにしてくれ』『セーラー服と機関銃』『野生の証明』の主題歌を披露した後、モデルであり、TikTokで歌も披露しているAzusaさんがゲストボーカルとして登壇。この日が初顔合わせとのことでしたが、「やさしさに包まれたなら」「恋に落ちて」の2曲を河西さんの伴奏で披露しました。

Azusaさんは『クラクション Vol.2 片岡義男と僕らの夏。』の誌面にも登場されるそうです。どこに登場されているかは本誌が届くまでのお楽しみということで。

そして最後は河西さんのオリジナル曲「ジュリア 夏の終わりに」を熱唱。愛車であるアルファロメオ・スパイダーをモチーフとして作った曲で、ご自身の中の「片岡義男」がかなり影響を与えているとのことでした。河西さん、嶋田さん、Azusaさん、お疲れ様でした。
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2025年11月13日 00:00 | ちょっと一息