心をこめてカボチャ畑にすわる
思い出してみてほしい。どこかの上に、心をこめてすわったことなんてあっただろうか?
サンダンス。アメリカ西部開拓時代に生き、
伝説的な強盗、アウトローとして知られるその男と
同じ名前を付けられてしまった少年はなんとインディアンだ。
彼はガス・ステーションと簡易食堂を兼ねたような店を
ほぼ1人で切り盛りしている。
囚人。囚人を護送する刑事。病気の少女。ヒッチハイカー。
てんでばらばらの女たち男たちが店に立ち寄り
テキパキとサンダンスは仕事をこなしていく。
ここには、声高なインディアン擁護も社会批判もない。
ただ「…
前の作品へ
次の作品へ