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片岡義男の「珈琲三部作」文庫版が発売!

 片岡義男の「珈琲三部作」(『珈琲にドーナツ盤』『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』)の文庫版が、9月10日(水)に光文社から同時発売されました。

 今回の文庫本はカヴァー・ビジュアルを統一し、本編中に登場する音楽が聴ける二次元コードを併載。さらにリアル書店のみの特典として、BOXセットも用意されています(数量限定)。すでに単行本をお持ちの方もぜひ書店で「手に取って」お確かめください。

珈琲三部作文庫版

 片岡義男.comではこの「珈琲三部作」の編集者・篠原恒木さんによるメイキング「片岡義男は文庫がよく似合う」を公開中です(毎週金曜日更新)。文庫化の裏事情やいかにしてこのデザインが生まれたのかなど、本編以上に(!)読み応えある内容です。ぜひご覧ください。

珈琲にドーナツ盤

 著者初の「私小説集」。大学生時代、3カ月の会社員生活、フリーランスのライターとして原稿用紙に鉛筆と喫茶店の日々……。「作家以前」の知られざる日々が、あの乾いた筆致と当時のレコード、そして珈琲を伴って鮮やかに浮かび上がる。本文中には小説に登場する121枚のレコードジャケット写真をすべて収録し、さらにそれらの曲を聴ける二次元コードを併載。

 発売日:2025年9月10日(水)
 定価:1,056円(本体960円+税)
 判型:文庫版
 頁数:384頁
 発行:株式会社 光文社

 なぜ今まで片岡義男の珈琲エッセイ本がなかったのか? 珈琲が呼ぶザ・ビートルズ四人のサイン。珈琲が呼ぶボブ・ディラン。珈琲が呼ぶ美空ひばり。珈琲が呼ぶ黒澤明。珈琲が呼ぶ神保町の路地裏。珈琲が呼ぶつげ義春。珈琲が呼ぶフィリップ・マーロウ……意外な人物、映画、音楽、コミックスが珈琲と織りなす物語の数々。本文と密接に絡み合う、豊富なカラー写真やコミックスのひとコマなどが、ふんだんに添えられていく。

 発売日:2025年9月10日(水)
 定価:946円(本体860円+税)
 判型:文庫版
 頁数:344頁
 発行:株式会社 光文社

「珈琲三部作」の掉尾を飾る一冊。50篇のエッセイに加え、珈琲をめぐる短編小説1篇も特別収録。その小説の制作過程もエッセイで解き明かしていくという、ユニークな構成。登場する人、モノ、映画、音楽などは大瀧詠一、刑事コロンボ、スティーヴ・マックイーンからドトールのミラノサンド、宮沢賢治までと多種多様。本文と密接に絡み合う写真もふんだんに添えられ、映画、音楽、文学に興味のある読者にはたまらない一冊。

 発売日:2025年9月10日(水)
 定価:814円(本体740円+税)
 判型:文庫版
 頁数:296頁
 発行:株式会社 光文社

■関連作品
『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ』
『制作舞台裏|『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』ができるまで』
『珈琲が呼ぶ』
『制作舞台裏|エッセイ集『珈琲が呼ぶ』――やはり、コーヒーが似合う作家』
【特集】僕は珈琲

2025年9月10日 10:00 | 片岡ニュース

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