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『シティポップ短篇集』の編者・平中悠一さんへのインタビューが集英社オンラインに掲載。

片岡義男の短篇小説『楽園の土曜日』『鎖骨の感触』など80年代の「シティポップ文学」9篇を収めた『シティポップ短篇集』の編者・平中悠一さんへのインタビューが集英社オンラインで公開されています。

集英社オンラインはこちらから。

平中さんはインタビューの中で、「(自分は)シティポップ短篇を『都会的な小説』と言っているが、それは『都市的な小説』とは違う。『都市』にはきらびやかな面とそうでない負の面の両方が含まれている。一方、『都会』という言葉の響きにはそういう暗さがなくて、明るくポジティブな側面が大きい」と述べ、当時人気のあった雑誌『POPEYE』や『anan』の世界観とシンクロするものがあった、と語っています。そしてフランスで日本文学を研究していた経験から「文学はその国の文化が凝縮されたものであり、ある国の文化を知ろうとする人は文学に近付いていく。音楽のシティポップを面白いと思った海外の人は、そこから日本の同時代の文学に近付くことがあると思う」と結んでいます。

■関連作品

「楽園の土曜日」
「鎖骨の感触」

2024年5月7日 17:00 | 片岡ニュース

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