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『週刊朝日』に片岡義男による書評が掲載

5月31日発売の『週刊朝日』2022年6月10日増大号「週刊図書館・今週の一冊」に、片岡義男による書評「地形こそ東京が持つ唯一の価値なのだ」が掲載されています。作品は、皆川典久著『東京スリバチ街歩き』(イースト新書Q)です。

著者の皆川さんは「東京スリバチ学会」の会長。スリバチとは「平らな土地をスプーンでえぐり取ったようなU字型の特徴的な地形」を指しており、その地形の上部だけでなく、途中にも下部にも人が住み、生活しています。東京の地形についてはいわゆる「山の手」と「下町」とがあり、そこに高低差があることはよく知られていますが、片岡義男は「決して平坦ではない地形を持つ東京の、おそらく唯一の価値が、スリバチという自然条件なのだと、僕は思う」と書いています。そして、本書の中でも「路線バスで渋谷の凸凹地形を堪能する」「地形マニアと鉄オタの湘南モノレール乗車体験記(前・後編)」という項目を特に薦めています。

『週刊朝日』2022年6月10日増大号はこちら

■関連作品

【書評】
「眠れる東京の坂や谷が目覚める」
「塩田も遊園地も…絶滅の景色が浮かぶ」

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「東京スリバチ学会」

2022年6月2日 11:25 | 片岡ニュース