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片岡義男.com 全著作電子化計画

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「バラ」

5月から6月にかけてはバラの花が見頃を迎える季節です。バラの栽培は、中国で紀元前500年頃から始まったと言われています。日本にはもともと自生種がありましたが、文献では西暦700年代の『万葉集』や『常陸風土記』に野生のバラについての記述が見られるとのことですから、日本人とバラとはかれこれ1300年近いつきあいがあることになります。
片岡義男ドットコムのトップページバナーも、本日からバラの花のイラストに変わりました。長野県・千曲川の堤防の外にあるバラ公園のアーチと、その周囲に咲き乱れるバラの花々を描かれたのはRomancer作家の加藤忠一さん。『アクリル淡彩で描く「花の群落」』から、絵に添えられた文章とともにこの季節の花としてお届けします。

「バラ」(長野県埴科郡坂城町さかき千曲川 バラ公園 『アクリル淡彩で描く「花の群落」』より)

加藤さんは新日鐵(株)で研究開発を行っていた工学博士、そして鉄鋼研究所長を務められた方です。退職後、ご自分の興味あるブリキ、トタン、鉄でつくられた物、酒蔵、居酒屋の暖簾、アクリル淡彩で描く風景に至るまで、丹念にことごとくを詳細にご自身の絵と文章で仕上げていきました。片岡義男.comではこの3月から加藤さんのご協力をいただき、トップページにアクリル淡彩画による四季折々の花や風景を掲げています。

片岡義男.comは、小説・エッセイ・評論・書評など、4000近くある片岡義男作品を電子的に閲覧できるようにする試みです。現在までに1700作品近くの作品と、関連読み物を公開してきました。今年の4月からは原則毎週火曜日にエッセイ、金曜日に小説という形で毎週2回、新たな作品の公開を行っています。
公開中の作品の中には、書き下ろし作品や雑誌連載のみで単行本化されなかった作品などもいくつか含まれます。会員登録されることで、全ての作品を時間制限なくお読みいただくことができるようになりますので、ぜひご登録ください。また、すでに会員になられている方で、ご友人・お知り合いに片岡義男ファンの方がおみえでしたら、ぜひお誘いください。

作品は次々と公開されていきます。トップページのRomancer作家・加藤忠一さんの筆によるアクリル淡彩画とともにお楽しみください。

2022年5月31日 14:00 | 片岡ニュース

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