ゆまに書房から2021年12月末に刊行された中高校生向けのアンソロジー『大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ １ むねにひびく』に、片岡義男のエッセイ「虚ろな内側をよく見ておきなさい」が収録されました。

『大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ』（編・エッセイ／和合亮一）は、中高校生に必読のエッセイを集めた全３巻のアンソロジーです。片岡義男のエッセイが収録された第１巻の副題は「むねにひびく」で、他に角田光代、中島らも、長田弘、武満徹、鷺沢萌、谷川俊太郎、安野光雅といった各氏による計40篇のエッセイが収録されています。
エッセイ「虚ろな内側をよく見ておきなさい」は、『ピーナツ・バターで始める朝』（東京書籍／2009）に収録の一篇で、片岡義男が大学卒業後就職した会社を３ヶ月で辞めフリーのライターをしていた頃、歌手ジュリー・ロンドンの歌う「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を聴き、虚ろだった当時の自身の内面にいかに染みこんだかを書いています。

『大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ』についてはこちらから

■リンク

・Julie London - Fly Me To The Moon （1964）

■関連作品

【エッセイ】
・「ピーナツ・バターで始める朝」
・「『草枕』のような旅を」
・「後悔くらいしてみたい」