７月に発売された片岡義男のロード・エッセイ集『あの道がそう言った』。本書の編集を担当された、JAFメディアワークスの佐々木優至さんによる本書のメイキングの第５回〜最終回を公開いたしました。

『あの道がそう言った』メイキングはこちらから

　第５回は選定された作品の底本入手とテキスト入力作業について。
　同じ本でも誤植などが修正されると「版」が変わります。特に版数が多い片岡作品の場合、どの版を底本として使うべきか……。『あの道がそう言った』ではちょっと珍しい決断をしています。そして底本をスキャンしての文字入力。デジタル技術の発達で以前に比べれば簡単になったとはいえ、そこには意外な盲点がありました。

　第６回は書籍に掲載されている写真、そして表紙について。
　実はこの本に掲載されている写真は、今回新たに追加されたものばかりです。他所からお借りした物だけでなく、新たに撮り下ろした写真も多数使われています。圧巻はカワサキW１とライダーの写真。これらは箱根ターンパイクから伊豆スカイライン、さらに西伊豆スカイラインで撮影されたものですが、ここにも大変な苦労があったようです。

　第７回はこの本のある特徴と楽しみ方について。
　実はこの『あの道がそう言った』には電子版が用意されていません。でもそこには確固たる理由があるのです。そして本書ともに「片岡義男.com」を楽しむためのヒントも……。

　書籍をすでに入手して読まれた方だけでなく、これから買おうかどうか迷われている方も、ぜひご一読ください。

　なお、片岡義男.comでは「JAF Mate」誌掲載の『あの道がそう言った』７篇を電子化し公開しています。

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