映画『名もなき者』関連Web記事で、片岡義男翻訳の『タランチュラ』に言及
「エンタメ×本」をコンセプトにしたカルチャーメディア『Real Sound Book(リアルサウンドブック)』の記事「ボブ・ディラン 片岡義男、村上春樹、伊坂幸太郎……日本文学への多大な影響 映画『名もなき者』の前におさらい」の中で、1970年に片岡義男が翻訳した『タランチュラ』などボブ・ディランの作品が日本文学や作家に与えた影響についてタニグチリウイチさんが言及されています。
2月28日に公開されたボブ・ディランの伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に合わせて公開されたこの記事では、村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、伊坂幸太郎さんの『アヒルと鴨のコインロッカー』に登場するディランの曲とその小説内での使われ方について言及しながら、それぞれの作品の書かれた時代におけるディランの存在感について考察しています。
片岡義男が翻訳した『タランチュラ』はディランが23歳の時の著作ですが、その中で片岡が感じたという「なにかが、こわれていくイメージ」は村上春樹の作品に漂う喪失感や虚無感に影響を与えたのでないか、といった指摘もされています。
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2025年3月6日 14:45 | 片岡ニュース
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