VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

MENU

お知らせ

『雨の午後はアイス・ティー』『「男の、こんチクショウ!」』を公開

小説『雨の午後はアイス・ティー』『「男の、こんチクショウ!」』を本日公開しました。ともに『別冊問題小説』(徳間書店)に掲載されたもので、単行本・文庫本未収録の作品です。

カメラマンの佐原照男は、仕事帰りに〈小舟〉という名のスナックに立ち寄る。彼を迎えたのは1回目と同じホステスの由紀子だった。由紀子とはウマが合うのか、佐原は彼女とは話すのが苦にならなかった。ちょうどその時、テレビでは静岡県の大きさに匹敵する巨大な流氷が高速で南下している、というニュースが流れていた。その後、親密な関係となった佐原と由紀子は、暑い東京を抜け出し10日間を軽井沢の別荘で過ごすことにする。軽井沢での三日目の夜、別荘で見ていたテレビニュースで、ふたりは流氷が東京湾にまで迫ってきたことを知る。そしてそのニュースの最中、突然部屋が真っ暗になり、猛烈な衝撃が彼らを襲う。異才が描く“恐怖”SF。

(『別冊問題小説』徳間書店/1977年夏季特別号掲載)

こちらからお読みいただけます

ホステスの麻美は、25歳の誕生日の記念にある計画をぶちあげる。ママも他のホステスも最初は本気にしなかったが、麻美はさっそくその計画の実行に取り掛かる。その「計画」に参加できるのは、参加のための会費を払った馴染みの客たち24人と、バーテンのアベちゃんだ。お店の休業日である日曜日、ママと都合のついたホステス二人のサポートを得て、その計画は粛々と実行されるのだが、その2ヶ月後、ある問題が発生する。

(『別冊問題小説』徳間書店/1975年夏季特別号掲載)

こちらからお読みいただけます

2023年7月28日 00:00 | 電子化計画

このエントリーをはてなブックマークに追加