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短編小説集『短編を七つ、書いた順』から『固茹で卵と短編小説』を公開

短編小説集『短編を七つ、書いた順』(幻戯書房/2014年)所収の『固茹で卵と短編小説』を本日公開しました。

平日午後、梅雨の晴れ間の交差点。雑誌ライターの真崎海彦は、常連となっているバーのバーテンダー、立花新平と偶然出会う。仕事は違うがともに35才、独身の二人は見た目だけでなく、どこか似ている印象がある。サンドウィッチの店に入った二人は、映画『スター・ウォーズ』好きの親にレイアと名付けられた共通の友人女性のこと、お互いのことなどをのんびりと話していく。場所をコーヒーショップに移したあとも、真崎は自分が書こうと考えている、固茹で卵が登場する短編小説の内容に始まり、次から次へとさまざまな種類の物語のアイディアを立花に話していく。
「どんな話でもいいけれど、こうでしかあり得ない、という結末のストーリーを書かなくてはいけないんだ。こうでしかあり得ない、ということの反対は、どうでもいい、ということなのだから」

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2023年3月31日 00:00 | 電子化計画

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