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連作短編小説集『くわえ煙草とカレーライス』から『春はほろ苦いのがいい』を公開

連作短編小説集『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社/2018年)所収の『春はほろ苦いのがいい』を本日公開しました。

コミックス作家の杉本エリナは、いつも行くコーヒー店のカウンターで店主の中村美砂子に声を掛けられ、促されるままに自身のこと、団塊の世代である両親がそれぞれ再婚する話をしていく。その話を聞いた美砂子の「どちらも春のお話なのねえ。ほろ苦いわ」という思いもよらなかった言葉から、エリナはコミックスの連載タイトルを編み出す。後日、エリナは同じ店で待ち合わせた編集者の中原美雪とともに、美砂子をモデルにとして母と娘のストーリーを作れないかと考えはじめる。やがて二人の会話は焼酎と缶詰を肴に、もうひとつの「春のほろ苦さ」についてへとスライドして行く。

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2023年3月3日 00:00 | 電子化計画

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