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小説『豆大福と珈琲』から1作品を公開

短編集『豆大福と珈琲』(朝日新聞出版/2016年)からの1作品を本日公開しました。

 夏のある日、47歳の作家・京島裕二は旧知のバーのママで、現在はコーヒーショップを営む同い年の雨宮美砂子と偶然出会う。20年前の12月末、京島は美砂子に頼まれた品を彼女の住むアパートに届けた際に、そのアパートが火事になるという事件に遭遇していた。一方、美砂子はかつて京島がある喫茶店で見い出し、今はラジオのパーソナリティーを務める水野恵子が、自分の店に午前中にコーヒー豆を買いに来たことを話す。しかし京島にとって小説の題材になるのは火事でも恵子のことでもなく、深煎りのコロンビア200gの真空パックについてだった。

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2022年10月14日 00:00 | 電子化計画

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