2022年は太平洋戦争終結から77年目の年です。私たちは「戦後77年」と表現していますが、世界に目を向ければ戦後どころかまさに戦時下の国があることはご承知の通りです。ただ、77年前と大きく異なるのは、私たちはグローバル化した社会の真っ只中におり、日本から遥か離れた国の出来事が、私たちの生活に直接・間接的に影響を及ぼしていることを現在進行形で体験しているという点です。そう捉え直すと「戦後」は過去ではなく、未来のものとなり、今を生きる私たちにとっても決して無縁のものではなくなります。

　片岡義男.comでは8月9日・12日の作品公開をお休みさせて頂きます。ぜひその間に、これらのエッセイをじっくりとお読みいただき、片岡義男のメッセージに耳を傾けてみてください。

　そして、みなさんの「戦後」に関する体験や、あなたの考える戦争と戦後についてなども、ぜひ聞かせてください（例えばこんな形で）。お問い合わせフォームから、お問い合わせ内容を「その他」、タイトルを「わたしの戦後」として、あなたの戦後についての思い出やご意見などなんでもお寄せください。お待ちしております！

■関連作品

・『ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー』