春菊とミニ・スカートで完璧
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この小説は、とても不思議な物語。もしかしたら、これは片岡流コンプライアンス問題なのかも知れません。
               
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「ストーリーの展開とは、男と女がなんらかの関係のなかで、それまではそこになかった状況を、創り出すことでしょう」と、編集者山野夏彦が本を書いて欲しいと依頼した女性、吉川美映子は言います。この物語は、その言葉を実践するかのように、男性編集者と女性著者、そして男性トランペッターと女性ドラマーの4人の男女それぞれの関係性を対比させながら、体の関係がある、できる男女と、それがない、できない男女それぞれの関係性を描きます。描きながら。しかし物語自体は新しい状況を創り出すことはありません。その皮肉がタイトルに表れています。
底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月

※価格記載のない作品は275円(税込)となります。