友よ、また逢おう
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いつも未知のほうへ、生命のきらめきのほうへ、 ビリーは向かって行った。
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ビリー・ザ・キッドといえば、アメリカ西部開拓時代のヒーローとして、 数々の小説や映画に描かれてきた。そのビリーの生きた日々を、片岡義男が書くとどうなるか。伝説の男による銃の早技は確かに描かれはするもののここにあるのは少年から青年に移ろうとする1人の男の一日いちにちのていねいな積み重ねであり、主人公である彼さえもがその一部になってしまう北米大陸の圧倒的な自然、そして時代の苛烈さである。ビリーが求めたものは栄光ではなかった。自分を日々新たに鍛え直す、恐怖に似た未知のほうへ彼はいつも向かっていったのだ。