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Webメディア「logirl」「Mikiki」で『シティポップ短篇集』の書評が掲載

テレビ朝日が運営するWebサービス「logirl」の6月27日発行版にて、『シティポップ短篇集』の編著者である平中悠一さんのインタビューが掲載されています。取材と文は鈴木さちひろさん。

「Newjeans 『Olive』『シティポップ短篇集』 小説家 平中悠一の気づき」と題されたこのインタビューでは、自身のデビュー作『She's Rain』が出版されたのが1985年で、ちょうどシティポップの時代に重なること、『シティポップ短篇集』というタイトルは「シティポップ時代の日本の短篇集」が本当のタイトルで、企画提案時の仮タイトルがそのまま残ったものであることなどが語られています。また、平中さんは1990年代の終わりころからK-POPを聴き始め、一旦は離れたものの昨年末頃にNewJeansを聴いて驚き、さらにそれが雑誌『Olive』の世界に酷似してることに気がつき改めてびっくりしたという体験を語り、そこに1980年代の日本のシティポップを重ねることで読み解けるものがある、などと語っています。

※「logirl」平中悠一さんのインタビューはこちらから。

また、7月2日にはタワーレコード株式会社のミュージックレビューサイト〈Mikiki〉に、『シティポップ短篇集』(田畑書店)のレビューが掲載されました。筆者はタワーレコードメディア編集部の井原邦雄さん。

レビューでは本書について、「『スローなブギにしてくれ』などで知られる片岡義男ら6人の作家たちが綴った9つの短編都会小説から、同時代の日本の〈文学〉が何をしていたのかを再発見しようと試みる」と紹介しています。そして、バブル経験者と平成以降生まれの人たちと、世代ごとで感想を述べ合うのも興味深いのではないか、としています。

※「Mikiki」掲載のレビューはこちらから。

■関連作品
『楽園の土曜日』
『鎖骨の感触』


2024年7月4日 18:00 | 片岡ニュース

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