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『日本ハードボイルド全集7 傑作集』に、片岡作品が収録

 9月15日発売の創元推理文庫『日本ハードボイルド全集7 傑作集』(東京創元社)に、片岡義男の『時には星の下で眠る』が収録されました。

『日本ハードボイルド全集』(全7巻)は、2021年4月から刊行が始まった、日本におけるハードボイルド小説の草創期において、重要な役割を果たした作家の作品を集めた全集です。6巻までは1人の作家で1冊、最終巻である第7巻は1人1編という形で収録されたアンソロジー集になっています。選者は日下三蔵、北上次郎、杉江松恋の各氏。

 本書に収録された片岡義男作品『時には星の下で眠る』は、『ミステリマガジン』1978年10月号に収録されたもので、21歳の探偵アーロン・マッケルウェイが活躍するシリーズのなかの1作として書かれたものです。片岡作品以外では大坪砂男さんの『私刑(リンチ)』、三好徹さんの『天使の罠』、小泉喜美子さんの『暗いクラブで逢おう』、小鷹信光さんの『春は殺人者』など16人の作家による16作品が収められています。
 また、巻末には選者3人による書き下ろし「日本ハードボイルド史」が収録されており、日下三蔵さんによる〔黎明期・1950〜1970年代〕の項では、日本における初期のハードボイルド作品や、作家とその代表作が紹介されています。片岡義男については「60年代から〈マンハント〉や〈ミステリマガジン〉で活躍していた翻訳ミステリ生え抜きの作家」と紹介されています。

『日本ハードボイルド全集』の詳細はこちらから。

2023年9月19日 18:20 | 片岡ニュース

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