小説『ゴーストタウンに紅い薔薇』を公開
1975年に当時のトヨタ自動車販売株式会社が製作した記念誌『The Challengers. 男たちは夢をみた』に掲載された中編小説『ゴーストタウンに紅い薔薇』(注:掲載誌での正式タイトルは『小説「オレゴン街道」ゴーストタウンに紅い薔薇』)を本日公開しました。
この小説が掲載された『The Challengers. 男たちは夢をみた』は、1975年にトヨタ自動車販売株式会社において実施された販売キャンペーンの記念として出版されたもので、社内配布のみの非売品です。また、単行本・文庫本ともに未収録の作品です。
19世紀初頭、アメリカでは中西部の開拓がひと段落し、人々の夢はさらに西へと向かった。現在のミズーリ州からカンザス、ネブラスカ、ワイオミング、アイダホの各州を抜けてオレゴンへと向かう道は「オレゴン街道」と呼ばれ、厳しい道のりながら新天地を求める多くの開拓者たちが通っていった。未踏の西部で自分の町を造ることを夢見るオリヴァー・ブラッドもその一人だ。彼は酒場で偶然出会った、流れ者のシェルドン・コロラドを仲間に引き入れ、必要な人材を集めて後戻りのできない道を西へと向かっていく。まだ見知らぬ土地に夢を抱いて進む彼らは「約束の地」を見つけることができるのか……。ふたりの男の人生を軸として描かれたロード・ノベル。
2023年8月25日 00:00 | 電子化計画
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