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朝日新聞「折々のことば」に片岡義男作品が登場

6月15日付朝日新聞掲載の「折々のことば」に、片岡義男作品からの「ことば」が引用されています。引用されているのは『日本語の外へ』(筑摩書房/1997年)のからの一節で、

「政治家がいけないと多くの人は言うが、いけない人たちが勝手に政治家になれるシステムはどこにもない」

という一文です。これは『日本語の外へ』の第2部「日本語──ペシミズムを越えようとしていいのか」に収められている「真の文化とは時間の蓄積だ」からのもので、この一文の後には、

「彼らは国民の投票によって選出されている。自分の利益にもっともつながりやすい人に人々は投票したという言いかたが言い過ぎなら、実力のある人にすべてを仕切ってもらって安心していたいために、人々は投票した。その結果が三流の政治なのだから、投票のときの判断がまず三流だったというとらえかたは充分に成立する」

という文章が続きます。すでに読まれたことのある方も、ぜひもう一度読み返してみてください。

朝日新聞のサイトはこちら(有料記事です)

2023年6月15日 13:18 | 片岡ニュース

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