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長編小説『ドロップシティ』を公開

小説『ドロップシティ』(角川書店『野性時代』/1975年4月号掲載)を本日公開しました。読み切り350枚として発表された長編小説で、単行本・文庫本未収録の作品です。

主人公の「K」(ぼく)は、慌ただしい東京での日々から逃れ、ハワイのオアフ島へ来ていた。ある日、自然食レストランでたまたま出会った女性を、車でハイレワまで送っていくことになる。それが「アース・マザー」ことアデレイドとの出会いだった。彼女はハイレワの地で、新しい形のコンミューン(共同生活体)を作る実験をしているという。誘われるままにハイレワの一軒家で夕食をとりながら、アデレイドからメンバーを紹介されたKは、彼らの生活に興味を覚え、その地で暮らすことになる。オアフ島ノースショアに位置し、サーフィンのメッカとしても知られるハイレワ。Kがこのコミューンで1年間を過ごし、そこで得た結論とは……。ハワイのコンミューンに生きるドロップアウトたちの、静かなる大地への讃歌。

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2023年6月9日 00:00 | 電子化計画

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