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中編小説『たぶん、おそらく、きっとね』を公開

中編小説『たぶん、おそらく、きっとね』(中央公論新社/2005年)を公開しました。

舞台は1967年の東京。27歳の長谷川修は、あるキャバレーのハコバン(ライブハウスなどお店の専属バンド)にサックス奏者として所属している。そこにやってきた女性歌手・沢之井淳子との交流を軸に、ハコバンのメンバー、不動産屋の女性、作詞家兼作家、バーのホステス、大学時代の友人たちなど、彼を取り巻く様々な人々が、変化していく時代と街の中で生きる姿が描かれる。それを彩るのはジャズのスタンダード・ナンバーから当時の流行歌まで、随所に出てくる曲の数々。日本の総人口が1億人を超え、戦後をとうに脱出して高度経済成長期に入っていた時期の東京の(いわゆる山の手とは反対側の)東側の地域を舞台に、変わりゆく街を丸ごと捉えた音楽小説でもある。

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2023年1月27日 00:00 | 電子化計画

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