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連作短編「グッドラックとしか言いようがない」から『海の絵を描く彼女』を公開

連作短編小説「グッドラックとしか言いようがない」(『マガジン・ノン』祥伝社/1985〜86年)から『海の絵を描く彼女』を本日公開しました。

 ある日、中野祐司は同じ大学で1学年上の絵里子から「美人に会いたくないか」と問われる。
「美人が好きだと言ってたでしょう」と、絵里子。
「言ったよ」と、裕司。
「世の中って、広いのよ……。私がもし美人だとしたら、私はようするにひとりの美人であって、ほかにも美人はたくさんいるの。会いたくない? 他の美人に」と、絵里子。
「会いたい」と、答える祐司。
絵里子は自分が撮った3人の女性の写真12枚を見せ、その中のひとりに会わないか? と祐司に提案する。内面の問題はまったく別、外観とそれぞれの好きなことだけを絵里子から聞き、祐司はひとりの女性を選び出すのだが……。

(『マガジン・ノン』1985年6月号掲載)

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2022年12月9日 00:00 | 電子化計画

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