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片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説『音楽のきこえる話』より4作品を公開

小説『音楽のきこえる話』(野性時代/1978年)より4作品を本日公開いたしました。
※曲名部分をクリックすることで、タイトルの元となった曲が聴けます。

スラッゴーは、金持ち階級を客とする高級リゾートの使用人。今日は年齢のわりには若く見えるジョンスン夫妻の日課であるテニスの送迎だ。オールズモービルのトロナードで夫妻をコテージまで送ったスラッゴーに、ジョンスン夫妻の次女がカメラにフィルムを入れておいて欲しいと頼む。フィルムを詰めたついでに、スラッゴーは以前から行っていた「ある行動」を実行する。
(ビリー・ホリディ「サマー・タイム」

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今は午前1時。部屋でひとり、彼女は彼がやってくるのを4時間近くも待っている。ひとつ嘆息をつき、手もとにあるお気に入りのコーヒー・カップに熱いブラック・コーヒーを注いで飲む。今の自分はまるで『ブラック・コーヒー』という歌の主人公になったみたいだ、と思いながら。
(ペギー・リー「ブラック・コーヒー」

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快晴の秋の午後、小さな盆地の中の1本道をオートバイで走る彼。途中、懐かしさを感じさせる木造の校舎から『アメリカン・パトロール』が流れてきた。一旦そこを通り過ぎた彼はUターンして引き返し、校庭の中に入っていった。そして……。
(グレン・ミラー・オーケストラ「アメリカン・パトロール」

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ある研究所のレセプション・オフィスで受付をするメリッサは、グラマラスな美人だ。恋人は第一研究室に勤務するランドール。彼には妻がいる。その日、メリッサは新しい殺虫剤の効果を見せてもらうためにランドールの研究室へ向かう。その夜、ランドールのマンションで2人は……。
(アンドリューズ・シスターズ「ラム・アンド・コカコーラ」

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2022年8月26日 00:00 | 電子化計画

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