Romancer作家・加藤忠一さん。できたばかりのRomancerをWebで見つけ出し、ここを発信の拠点として自力で70作品以上を電子出版してこられました。

３月中旬から加藤さんにご協力をお願いし、片岡義男.comのトップページに加藤さんの筆による満開の桜を掲げさせていただきました。すでに多くの地域で桜も満開となり、新緑の風景に変わりつつあります。再び加藤さんのお力添えを得て、多くのアクリル淡彩画の中から、さわやかな新緑の風景をみなさまにお届けいたします。

加藤さんは新日鐵（株）で研究開発を行っていた工学博士、そして鉄鋼研究所長を務められた方です。退職後、ご自分の興味あるブリキ、トタン、鉄でつくられた物、酒蔵、居酒屋の暖簾、アクリル淡彩で描く風景に至るまで、丹念にことごとくを詳細にご自身の絵と文章で仕上げていきました。

「桜新緑と共に　市役所」（『新しい相模原　アクリル淡彩スケッチ100景』より）

片岡義男.comでは、小説・エッセイ・評論・書評など、4000近くある片岡義男作品を閲覧できるようにする試みです。今年に入ってからはすでに小説、エッセイ合計131作品を公開しました。公開本数の増加に鑑み、４月からは毎週火曜日にエッセイ、金曜日に小説という形で週２回の公開に切り替えました。
作品は次々と公開されていきます。Romancer作家・加藤忠一さんの筆による新緑とともに、どうぞお見逃しなく。