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『IN THE CITY DIGITAL』で「ドーナツを聴く」第十四回が公開

BE AT TOKYO発行の『IN THE CITY DIGITAL』で片岡義男「ドーナツを聴く」の第十四回「無作為というわけでもない」が公開されました。

購入時にある基準、例えばその歌手または歌を知っているかどうかで選んでいったレコードは、現在の時点から見直すとその時代を写し出す鏡になる可能性があります。今回選び出された十枚のシングル盤レコードは、1960年から1961年にかけてのもの。池田内閣のもとで「所得倍増計画」が閣議決定された頃であり、当時片岡義男は大学生でしたが、その気になればどこかの会社に入社できるという売り手市場の時代でした。
紹介されるシングル盤は西田佐知子『アカシアの雨がやむとき』、ハナ肇とクレイジー・キャッツ『スーダラ節』、小林旭『北帰行』など。どれも当時一世を風靡した曲ばかりですが、多くの人の知恵がひとつにまとまって作られたシングル盤レコードが発揮する「不特定多数に売れる」という力は、六十年を経過した今も残っているといいます。

「ドーナツを聴く」はこちらからお読みいただけます。

2022年2月9日 16:35 | 片岡ニュース

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