『図書』7月号にて連載エッセイ掲載
岩波書店『図書』にて連載中の片岡義男エッセイ「CDを積み上げる」。今回は森昌子さんの5枚組CDを取り上げます。このCDの中で片岡は、彼女のオリジナル曲よりもカヴァー曲として収録された、五十年あるいは六十年前にかつて聞いて好きになった歌を聴いてみたいと思ったと言います。そして「今」の出来事としてCDから再生された曲が伝えて来るのは、その歌を初めて聴いたときに自分が下した「この歌は好きだ」という判断と、時間が経過しても揺らがないまま存在するその判断だと書いています。
■関連エッセイ
・「町にまだレコード店があった頃」
・「あなたの家の赤い屋根」
・「渡り鳥と寿司について」
・「タクシーで聴いた歌」
・「好きな歌の集めかた」
■関連リンク
2021年7月7日 16:00 | 片岡ニュース
前の記事へ