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『ラストシーンの出来ばえ』目次

『ラストシーンの出来ばえ』目次

2026年7月10日 00:00

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このページは『ラストシーンの出来ばえ』の目次ページです。

『ラストシーンの出来ばえ』は1986年3月に角川文庫から刊行されました。
『メドレーで六曲』は「月刊カドカワ」1985年5月号〜12月号にて連載。『あなたは男で私が女』は「野性時代」1986年1月号、『フラッシュ・バックを使うな』は同1985年10月号、『私の風がそこに吹く』は同1986年5月号にそれぞれ掲載。
『ろくでもない男』は「月刊カドカワ」1986年1月号、『ビールをくれ』は同1986年2月号、『私たち三人』は同1986年3月号にそれぞれ掲載されたものです。

「だれもが知っているように、かれの小説のヴォキャブラリーは極端にすくない。たぶん日本の小説家のなかでは、いちばんすくないのではないだろうか。名詞も動詞も形容詞も副詞も、ごく少数の効果のたしかめられたコトバだけをつかって、「これがこうなり、これに対してこうはたらきかけると、その結果としてこうなる」という「ものごとの因果関係をきちんと説明」していく。あたりにもやもやした湿気をただよわせない。かれがいう「概念化」とはそういうことなのだろう。
 もちろん人間関係だけではない。気候の変化やマシーンの運動についてもおなじようにやる。人間についても自然についても、すべての「因果関係をきちんと説明」しきることはだれにもできない。タマツキではないのだから、かならずはみだすものがある。そのことはわかっている。どうしても説明しきれないものに対するセンスを保持しながら、しかも、すべてを「きちんと説明」しようとする構えをくずさない。そういうスタイルからやってくる「快感」が、片岡義男の小説にはたしかにあるようだ」(津野海太郎/文庫解説より)

メドレーで六曲

あなたは男で私が女

ろくでもない男

フラッシュ・バックを使うな

ビールをくれ

私たち三人 ※1

私の風がそこに吹く ※2

※1『私たち三人』は「月刊カドカワ」掲載時に『彼女と彼と彼女』だったものを改題。

※2『私の風がそこに吹く』は、「野性時代」掲載時に『彼女の風がそこに吹く』だったものを改題。