『微笑の育てかた』目次
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『微笑の育てかた』は1986年6月に角川文庫から刊行されました。
『傷心の作り方』は「月刊カドカワ」1986年4月号、『なんという甘いこと』は同1986年5月号、『いい気分だ』は同1986年6月号にそれぞれ掲載。
『あおむけに大の字』は「DIME」1986年6月5日号、『コーヒーが冷えていく』は「小説NON」1986年7月号、『花一輪』は「遊びの充電マガジン」(小説宝石臨時増刊)1984年12月15日号、『その物語を要約すると』は「ミステリマガジン」1986年7月号、『微笑の育てかた』は「野性時代」1986年7月号にそれぞれ掲載されました。
「ストーリー、特にこの場合のような短いストーリーとは、書き手であるぼくにとっていったいなにであるのかというと、登場人物がなにごとかを体験し、そのことによって体験前とはいかにささやかであっても彼あるいは彼女は、とりかえしのつかない決定的な変化をくぐり抜けている様子を書いたものだ。登場人物にとっては自分がなんらかの変化をこうむる体験であり、読む読者にとってはカタルシスでありうるようなひとつの出来事が書けたなら、それはストーリーになっているはずだと、ぼくは思う。
彼女ひとりではストーリーにならず、そこにひとりの彼が加わるとストーリーになるのは、なぜだろうか。まるで一輪の花だな、という感銘を体験する彼は、体験する以前の彼とは、すくなくともその体験をしたという一点においては、体験前とは決定的にちがっているからだ。彼が変化すると、彼女との関係のありかた、あるいは関係の内容が、そのぶんだけいずれ変化してくる。ストーリーは、関係およびその関係の変化が、生み出してくれる」(「あとがき」より)
あとがき(『あとがき』にリンクします。「1980年代」の『微笑みの育てかた』をクリック)
※『紅茶にお砂糖』は、「月刊カドカワ」掲載時に『紅茶とお砂糖』だったものを改題。
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