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【連載企画】世界地図の歩き方

【連載企画】世界地図の歩き方

2020年10月14日 00:00

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◆著者紹介

佐藤秀明(さとうひであき)
佐藤秀明(さとうひであき)

写真家。日本写真家協会会員。
1943年、新潟県三条燕市生まれ。日本大学芸術学部卒業。1967年ニューヨークへの旅を振り出しに世界を旅し、雑誌グラフ紙を中心に作品を発表。主な写真集:『ガクの冒険』『地球極限の町』『海まで100マイル』『世界貿易センター』『グラウンド・ゼロ』『ユーコン』『ノースショア 1970~1980』『雨のくに』『多摩川』『川物語』『伝説のハワイ』『秘境マルケサス諸島』 『LONESOME COWBOY』。他多数。

◆推薦文

片岡義男
片岡義男

体を張る――読む人は幸せだ
写真家の佐藤秀明さんとのつきあいは四十五年になる。僕にとっては写真のお師匠さんであることを越えて、人生全般にかかわるガイディング・ライトだ。暗い夜道を照らしてくれる導きの光だ。その光は、写真を撮るために、世界じゅうを旅している。旅をするとは、体を張ることだ。友人たちをまじえた夕食の席でのふとした隙間のような時間に、世界のとんでもないところで体験したことを佐藤節としか言いようのない語り口で、ひとくさり語って聞かせてくれる。これがどれもみな、素晴らしく面白い。僕はすべての話を覚えているが、僕ひとりだけのものにしてそのまま、というのはひどく残念だ。佐藤さんは文章も書く。どの話をも、いま一度、文章にしたらどうか、その文章に写真を添えて、ボイジャーのサイトで連載してはどうか。このアイディアに佐藤さんは賛成した。だからいま、この連載がある。読む人は幸せだ。

◆ 最新刊(2021/6/11公開)

第26回『シートンの動物記を辿って』
第26回『シートンの動物記を辿って』

シートンが北極平原で動物を観察した冒険旅行と同じルートを辿る取材だった。テントから食料まで担いで一ヶ月近く歩かなくてはならない。重たいカヌーを持ち運ばなくてはならない。湖をカヌーで渡りきった後は次の湖までカヌーを担いで行かねばならない。シートンは絵も描き写真も撮った。動物記の中に描かれている実際の風景に出会った。しんどい思いをしてこそ得られる神々しいほどの眺めだった。
→この作品を読む

◆ 予告|今後の公開作品

第27回『モンバサ・ナイロビ夜行列車の旅』
2021/6/25公開
第27回『モンバサ・ナイロビ夜行列車の旅』

その国にとって何が資産か、何がその破壊か、走っていた一本の鉄道の思い出の写真がそれをありありと伝えてくれる。通常の連載とは異なり、今回は一枚ではない複数の写真を掲載した。全て失われ消え去ってしまった光景だ。12時間ゆっくりと走る鉄道の旅が私たちに与えた情緒を、2017年、一帯一路計画とやらが木っ端微塵に消し去った。これが建設か、これが資産か、神が許すはずはないだろう。