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評論・エッセイ

彼女が演じた役──原節子の戦後主演作を見て考える 第一部

小津安二郎と原節子による紀子三部作の考察に入る前段階として、ここではそれ以前の1946年から1950年までの原節子の主演作が取り上げられています。令嬢と先生という、原節子に与えられたキャラクターと、原節子の才能の乖離を、片岡義男は戦後の社会に於ける女性観と重ね合わせながら、詳細に論じていきます。その過程で、原節子という女優がどのような才能を持ち、どういう役でそれが生きるのかが明らかになっていきます。

『彼女が演じた役——原節子の戦後主演作を見て考える』早川書房 一九九四年所収/ハヤカワ文庫 一九九八年所収
底本:中公文庫 二〇一一年

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