現在の物語──人間は人間をどうしたいのか
1990年に岩波書店から出版された単行本『永遠の緑色』に収録されているエッセイと評論と物語が地続きになったような作品です。人間の進歩は自然も言葉も価値基準も破壊することと同義である、という絶望を認識することから始まる「現在」を、片岡義男は徹底的に炙り出します。そして一冊の写真集に収められた、人間が居ない自然の風景から想像を広げていきます。
底本:『永遠の緑色』岩波書店(自然人のための本箱) 一九九〇年
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1990年に岩波書店から出版された単行本『永遠の緑色』に収録されているエッセイと評論と物語が地続きになったような作品です。人間の進歩は自然も言葉も価値基準も破壊することと同義である、という絶望を認識することから始まる「現在」を、片岡義男は徹底的に炙り出します。そして一冊の写真集に収められた、人間が居ない自然の風景から想像を広げていきます。
底本:『永遠の緑色』岩波書店(自然人のための本箱) 一九九〇年
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