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評論・エッセイ

作家のすべて教えます 小説の書きかた講座・会話編

会話は現実の日常ではほとんどの場合、段取りのためのものだ。なにかをするにあたっての、プロセスや手順をきめてそれらをそのとおりにおこなっていくときの、相互確認の役を担っている。逆に小説は現実の日常ではない。だからそのなかの会話はなにかをしていくにあたっての段取りではないという仮説がひとつ成立する。

『月刊オーパス』一九九四年十二月号

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