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評論・エッセイ

作家のすべて教えます タイトルを捜した日

「作品のタイトルはどのようにつけるのか」といったタイトルについての質問をよく受ける。だがそれは「読者」という立場や視点からの質問であり、書く立場の僕は、このような質問を自分自身に対して行うことはないし、考えたこともない。タイトルは、読者がまだ読んでいない作品に関して、まず最初に持つことの出来る、唯一の手がかりとしての短い言葉だ。

『月刊オーパス』一九九五年一・二月合併特大号

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