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評論・エッセイ

僕はバラッドに徹しよう 6 高校生の僕が撮った

駅の少し手前、商店街のはずれで喫茶店の前をとおりかかった僕は、その喫茶店に入った。そしてそこで、高校三年のときにおなじクラスだった美しい女性と、偶然の再会をした。高校を卒業して以来であり、彼女は僕をひと目見てわかったというが、僕はただきれいな店主だと思っただけだった。

『一個人』二〇〇一年十一月号

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