VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

MENU

評論・エッセイ

アーバン・カウボーイとすれ違った男 芯先の秘密

ボールペンというものをぼくが最初に手にしたのは、七歳くらいのころだったと思う。書き味と、書ける線や文字の感じに不思議な感銘をおぼえたのを、いまでもうっすらと記憶している。しかけがどうなっているのかということに関して強い興味を持つ子供だったぼくは、はじめて手にしたそのボールペンを分解してみた。

『GORO』一九八二年三月二十五日号

このエントリーをはてなブックマークに追加