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評論・エッセイ

アーバン・カウボーイとすれ違った男 郵便物の山

どさっとひとかかえの郵便物が手もとに届くと、ぼくはなぜだか外国からのものをさきに手にとり、開封していることに気づく。外国からの郵便物をみんな見てから、すこしあいだをおいて、国内便にとりかかる。なぜ外国からの手紙や郵便物をさきに開封するのか、その理由はとても単純だ。

『GORO』一九八一年五月二十八日号