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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

あすへの話題 ノートブックに囲まれて

大量に買い集めたノート類を仕事部屋に収納したい、という夢がある。まだなにも書かれていない何百冊ものノートブックは、書くことに向けて僕をあと押ししてくれるだろう。推敲は削ることを方針とする。だとすれば、余計なものはかたっぱしから消えていき、最終的には白紙に戻るのではないか。それが僕の夢の核心である。

『日本経済新聞』二〇一三年二月九日(夕刊)

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