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評論・エッセイ

あすへの話題 しばし東京に暮らしてみる

東京へ多くの外国人が来ている。どの人も生活感そのもののような雰囲気だ。少なくともしばらくは、彼らは東京に暮らすことを試みようとしている。だが、グローバルだから外国人が東京に住むのではない。まだまし、という落差ゆえに、彼らは来る。彼らの姿を見かけなくなったとき、まだまし、という価値が消える。

『日本経済新聞』二〇一三年二月二日(夕刊)

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