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評論・エッセイ

あすへの話題 こんな夢を見た

こんな夢を見た。向こうからドラえもんが歩いて来た。短編小説を書き上げたので散歩に出た、と言う僕にドラえもんは、この近所にもうひとり、いつも原稿を書いている人がいると、道ばたのベンチの端にすわっている男性を指さした。その人は元高角三という名だった。モトダカ・ツノミではない。ゲンコウ・カクゾウというのだ。

『日本経済新聞』二〇一三年三月二十三日(夕刊)

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