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評論・エッセイ

あすへの話題 アイスド・ティーの季節です

カフェでコーヒーを待ちながら、テーブルのポップを眺めていた。そこには Iced tea is here.という完璧な英語のワン・センテンスが印刷してあった。冷たくて氷の入った紅茶は、じつに五十年もの長きにわたって、日本ではアイス・ティーだった。それがついにアイスド・ティーになった。英文法の基本のひとつがようやく一般化したのだ。

『日本経済新聞』二〇一三年六月十五日(夕刊)

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