VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

MENU

評論・エッセイ

この世の果てで、ごめんなさい

一九六四年の日本でヒットしたブレンダ・リーによるこの三つの歌は、僕にとっては二十代と重なっていた一九六〇年代の終わりを、その僕に予告した歌だった。当時はそれを明確に意識していたわけではなかったが、なにごとかを告げられていることは確かなようだ、という受けとめかたはしたと思う。

初出:『At Once』二〇〇八年十二月
底本:『ピーナツ・バターで始める朝』東京書籍 二〇〇九年

このエントリーをはてなブックマークに追加