ストロベリー・スカート
ある年の夏の終わりに近い日、僕はある地方都市の駅裏の町なみを歩いていた。アーケードのある商店街を歩いていくと、1軒の洋品店があった。そのとき、僕の目に、「ストロベリー・スカート」と手書きしたカードをピンで止めたいちご模様のスカートが、とまった。このふたつの言葉の組み合わせに、僕は感銘を受けた。
底本:『昼月の幸福──エッセイ41篇に写真を添えて』晶文社 一九九五年
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ある年の夏の終わりに近い日、僕はある地方都市の駅裏の町なみを歩いていた。アーケードのある商店街を歩いていくと、1軒の洋品店があった。そのとき、僕の目に、「ストロベリー・スカート」と手書きしたカードをピンで止めたいちご模様のスカートが、とまった。このふたつの言葉の組み合わせに、僕は感銘を受けた。
底本:『昼月の幸福──エッセイ41篇に写真を添えて』晶文社 一九九五年
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