グッドラックとしか言いようがない 鏡に囁く彼女
友人に紹介されて、裕司は美貴子と知り合った。美人で姿がよく、品がある。しかし、変わったところがあり、その変わり具合はおまえの好みであるはずだから、会ってみないかと、その友人は言っていた。彼女は、カメラのフィルムを鏡の代わりにして、自分で自分をさまざまに際限なく見ていくことを趣味としている。
底本:『マガジン・ノン』一九八六年三月号
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