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評論・エッセイ

短編集のなかを歩く。ときたま、いい短編に出会う。経過していく時間のなかでの、重要な標識だ

いい短編小説に出会うのは、記念すべき楽しい出来事だ。記憶に残るいくつもの短編小説は、経過していく時間のなかでの重要な標識のようだ。ただ、アンソロジーを読む際は、すくなくとも半分に関しては、自分の理解は隅々までおよばず、したがってよく理解出来ず、楽しめないのは当然なのだと思っておくことだ。

底本:片岡義男エッセイ・コレクション『本を読む人』太田出版 一九九五年
『水平線のファイル・ボックス 読書編』光文社 一九九一年所収

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