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評論・エッセイ

かつて詩集を一冊だけ訳した

ロッド・マッケンの詩集を、かつてぼくは一冊だけ、翻訳したことがある。『アローン』(邦題は『ひとり』)だ。『アローン』におさめてあった詩は、タイトルが示しているとおり、孤独がテーマだった。ロッドの詩はアメリカでは広い層に数多く読まれているが、彼がほんとうの孤独というものを知っていることだけはたしかだ。

底本:片岡義男エッセイ・コレクション『本を読む人』太田出版 一九九五年

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