コンドルは滑空していく
「コンドルは飛んでいく」の曲でも知られる鳥、コンドル。片岡義男はこの鳥について「すこし」興味を持ったという。ケーナという笛はコンドルの主翼の骨からできている、主翼を動かし続ける筋肉がないため上昇気流に乗って滑空する……など、彼に語らせると頭の中でコンドルのリアルで詳細な映像が浮かび上がってくる。もし「本格的に」興味を持ったら、彼はコンドルについていったいどんなことを書くのだろうか。
底本:『アップル・サイダーと彼女』角川文庫 一九七九年
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