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小説

撮られた人の行方 16 裸婦のいる室内

自らの肉体と技術で作り上げる写真作品の制作風景

「撮られた人の行方」第十六回は、これまでのノンフィクション作家、高倉健二の視点から離れ、第三回『美人秘書とボディ・ビルディング』で登場し、第八回『彼女の人生の分岐点』で、高倉に、より先へと進んだ写真を渡した作家の村崎久美子とその親友のボディビルダー美女である恵子の物語になっています。二人が、自らの肉体と技術で作り上げる写真作品の制作風景が克明に描写されることで、そこに写される、常識を超えて猥雑で美しい写真作品のインパクトを読む者の脳裡に鮮やかに、いやらしく想像させつつ、この長編小説のテーマが顕になります。

底本:『MEN’S EX』一九九五年八月号

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